2010年05月08日
マイクロガイドの可能性
最初に断っておきますが、職場でサボって書いているので、
写真が一切ありません。ご了承下さい。
※後日画像アップしました。
マイクロガイド…メリケンのキスラー社が昨年発表した新しいガイドコンセプト。
フジの提唱したニューガイドを超え新しいスタンダードになるのか?
現在、日本の各メーカーが挙ってプロトを発表し、テスターでもなく、
かといって発売まで待てない一般人のボクは、自作してみました。
さて、ベースとなるブランクスはウエダの旧PRO4-CMB-510B。
15年ほど前のボロンロッド。
昔はハイエンドロッドのみ許されたゴールドサーメットガイドを6個!?(少なっ!)装着されている。
グリップ・ガイドを全てバラしストリップに。
グリップも新しく組みなおす。現行プロ4のPCGシステム風に。
今まで組んだロッドもPCG風に作ったが、普通のガイド配列を行うと、
グリップの極端な肉抜きによって先重りしてバランスが悪くバランサーを入れて調整しており、
肉抜きによる軽量化には貢献していなかったが、マイクロガイドは大丈夫。
ガイドは新製品Kシリーズ。
これはミーハー的な意味合いではなく、フット形状が適している為である。
今迄のLガイドの1本足ではなく、Kは2本立ちの為、間にエポを流せば強度が高まる為である。
竿の長さはグリップ延長を含め6.1ftという中途半端さ。
ガイド数は11個。バットは少しビビッて6mm。あとは5.0と4.5mm。
ガイドが低い分、負荷を掛けるとブランクスへラインが干渉しやすいためどうしても数が増える。
もう1個増やしてもいいかも。

※参考に隣のロッドは、デスのF1-60Xのバットガイドです。
作成は、色んな方が中間工程を説明しているので省略します。
通常のロッドビルドと何ら変わりはありません。
ただ言えることは、細かくて凄くめんどくさい。
ガイドが軽いからキツめに巻くとガイドが上に逃げる…
ラッピング中は血圧が上がります。
筏竿を作ってる職人さんってホント凄い…
文面上、あっという間に完成。
(途中、細かくてイライラして投げ出したりした為、結構時間掛かりました…)
早速使用してみる。
感想。こりゃ凄い!
軽い!!! シャキッとしている。
素ブランクスを振った状態に近い。
飛距離…変わり無し。
バットは怖くて6mm(一般のロッドの穂先から2番目程度の大きさ)にしてみたが、全く問題なし。
感度…さらに向上。もうスッゴイ!!
砂利底引いたらゴッツンゴッツン!!
通常のロッドは、ガイドの自重でキャストの際に穂先がブレる(ボヨヨンてキックバック)が、
がナイから、狙ったスポットへドンピシャで入る。
これは本人上手くなったと勘違いするほど。
特にピッチングの精度が上がる。
次にガイド自重によって、ルアーの重さが竿に分散されていたのが、しっかり乗る。
したがって、思ったよりも軽いルアーが楽にキャスト可能。
ベビグリを普通に振りぬいたキャストが可能。
その代わり、重いものは更にしっかり竿に乗ってしまうのでパワー不足に感じる。
そもそもCMB-510Bのスペックが1/8〜1/2だが、
マイクロガイド仕様にすると快適に使用できるのが1/16〜3/8程度に変わる気がします。
一応、スモラバもキャストしましたが、実釣の範囲でキャスト可能でした。
トレーラーはケイテックの2.5インチ。
軽いものを投げられるが、竿は強い。
まさに流行のベイトフィネスに適しているのでは。
釣果は、46cmを筆頭に5本。
そして80越えの丸太のような真鯉を桟橋下で掛けた挙句反対側に走られ、
竿が真下へ大きく曲がり沖の大物を船で釣ってるようなファイトの末キャッチ。
前日夜に巻き変えたラインはヨレヨレに。
ドラグはユルめだった故に親指が火傷する位に走られたが、竿は大丈夫でした。
※バットガイドのエポが少し浮きましたが…
タックルデータ
ロッド:ウエダ 旧プロ4CMB-510B マイクロガイド改
リール:ダイワ リベルトピクシー(シルバー)
ライン:東レ 浜豪力2.5号(11lb?)ナイロン
ルアー:ベビグリ・スモラバ・D-ゾネFly (イモ40…ピッチングにて)
ボクなりの総合的な感想は、ニューガイドコンセプトを越え、
バスロッドメーカーの主流になり得る可能性も十分秘めたコンセプトである。
次にボクが竿を作るときもマイクロガイドでしょう。
あと、ガイド数が増えるが小さい分単価が安く、竿全体のコストも下げられる。
(ラッピングの手間は2~3個分増えますが。)
メーカーさんがどのような価格設定をするのか楽しみです…
あっ!欠点が一つ!
普段、ボクはルアーをバットガイドの足に引っ掛けるんですが、マイクロガイドにはロッドに掛ける所がありません。
フックキーパーが必須です。

後日、釣ったバス。
タックル同じ。
ルアー:4インチシャッドテールのノーシンカー
シャッドテールのプルプルも、しっかりロッドに感じることができました。
写真が一切ありません。ご了承下さい。
※後日画像アップしました。
マイクロガイド…メリケンのキスラー社が昨年発表した新しいガイドコンセプト。
フジの提唱したニューガイドを超え新しいスタンダードになるのか?
現在、日本の各メーカーが挙ってプロトを発表し、テスターでもなく、
かといって発売まで待てない一般人のボクは、自作してみました。
さて、ベースとなるブランクスはウエダの旧PRO4-CMB-510B。
15年ほど前のボロンロッド。
昔はハイエンドロッドのみ許されたゴールドサーメットガイドを6個!?(少なっ!)装着されている。
グリップ・ガイドを全てバラしストリップに。
グリップも新しく組みなおす。現行プロ4のPCGシステム風に。
今まで組んだロッドもPCG風に作ったが、普通のガイド配列を行うと、
グリップの極端な肉抜きによって先重りしてバランスが悪くバランサーを入れて調整しており、
肉抜きによる軽量化には貢献していなかったが、マイクロガイドは大丈夫。
ガイドは新製品Kシリーズ。
これはミーハー的な意味合いではなく、フット形状が適している為である。
今迄のLガイドの1本足ではなく、Kは2本立ちの為、間にエポを流せば強度が高まる為である。
竿の長さはグリップ延長を含め6.1ftという中途半端さ。
ガイド数は11個。バットは少しビビッて6mm。あとは5.0と4.5mm。
ガイドが低い分、負荷を掛けるとブランクスへラインが干渉しやすいためどうしても数が増える。
もう1個増やしてもいいかも。
※参考に隣のロッドは、デスのF1-60Xのバットガイドです。
作成は、色んな方が中間工程を説明しているので省略します。
通常のロッドビルドと何ら変わりはありません。
ただ言えることは、細かくて凄くめんどくさい。
ガイドが軽いからキツめに巻くとガイドが上に逃げる…
ラッピング中は血圧が上がります。
筏竿を作ってる職人さんってホント凄い…
文面上、あっという間に完成。
(途中、細かくてイライラして投げ出したりした為、結構時間掛かりました…)
早速使用してみる。
感想。こりゃ凄い!
軽い!!! シャキッとしている。
素ブランクスを振った状態に近い。
飛距離…変わり無し。
バットは怖くて6mm(一般のロッドの穂先から2番目程度の大きさ)にしてみたが、全く問題なし。
感度…さらに向上。もうスッゴイ!!
砂利底引いたらゴッツンゴッツン!!
通常のロッドは、ガイドの自重でキャストの際に穂先がブレる(ボヨヨンてキックバック)が、
がナイから、狙ったスポットへドンピシャで入る。
これは本人上手くなったと勘違いするほど。
特にピッチングの精度が上がる。
次にガイド自重によって、ルアーの重さが竿に分散されていたのが、しっかり乗る。
したがって、思ったよりも軽いルアーが楽にキャスト可能。
ベビグリを普通に振りぬいたキャストが可能。
その代わり、重いものは更にしっかり竿に乗ってしまうのでパワー不足に感じる。
そもそもCMB-510Bのスペックが1/8〜1/2だが、
マイクロガイド仕様にすると快適に使用できるのが1/16〜3/8程度に変わる気がします。
一応、スモラバもキャストしましたが、実釣の範囲でキャスト可能でした。
トレーラーはケイテックの2.5インチ。
軽いものを投げられるが、竿は強い。
まさに流行のベイトフィネスに適しているのでは。
釣果は、46cmを筆頭に5本。
そして80越えの丸太のような真鯉を桟橋下で掛けた挙句反対側に走られ、
竿が真下へ大きく曲がり沖の大物を船で釣ってるようなファイトの末キャッチ。
前日夜に巻き変えたラインはヨレヨレに。
ドラグはユルめだった故に親指が火傷する位に走られたが、竿は大丈夫でした。
※バットガイドのエポが少し浮きましたが…
タックルデータ
ロッド:ウエダ 旧プロ4CMB-510B マイクロガイド改
リール:ダイワ リベルトピクシー(シルバー)
ライン:東レ 浜豪力2.5号(11lb?)ナイロン
ルアー:ベビグリ・スモラバ・D-ゾネFly (イモ40…ピッチングにて)
ボクなりの総合的な感想は、ニューガイドコンセプトを越え、
バスロッドメーカーの主流になり得る可能性も十分秘めたコンセプトである。
次にボクが竿を作るときもマイクロガイドでしょう。
あと、ガイド数が増えるが小さい分単価が安く、竿全体のコストも下げられる。
(ラッピングの手間は2~3個分増えますが。)
メーカーさんがどのような価格設定をするのか楽しみです…
あっ!欠点が一つ!
普段、ボクはルアーをバットガイドの足に引っ掛けるんですが、マイクロガイドにはロッドに掛ける所がありません。
フックキーパーが必須です。
後日、釣ったバス。
タックル同じ。
ルアー:4インチシャッドテールのノーシンカー
シャッドテールのプルプルも、しっかりロッドに感じることができました。
Posted by T&Co. at 14:12│Comments(0)
│簡単ロッドビルド