スケルトンシート(SKTS)を使ったベイトロッド

T&Co.

2018年06月16日 08:47

Tobbiny=スケルトン(SK)シートで多くの方が認識されているようですが、
ベイトロッドは今迄全てECSシートで組んでいます。
何故かというと、SKTSはリア部分(トリガー部)のクビレが嫌いだから。





恐らくFuji工業のデザイナーさんは人間工学に基づき「握りやすい形」を計算計測し、この形状になったと思いますが、このシボリのせいで、後に続くEVAやコルクとの連続性が出ずクビレ状に凹んでしまい、とても美しくない。
そら豆の鞘のような見た目と例えれば分かりやすいか?

連続性や一体感を出そうとクビレに合わせたEVAを削り出すと、とても小さな外径16.0㎜位のEVAになり更に美しくない。




今年の横浜FSで初展示され、今月号のBasser誌に掲載された巨匠のSSR-610Tの写真。

(写真は巨匠のFBより無断拝借)

気付いた人はどれ位居るでしょうか。。。

ボクは見た瞬間目から鱗が落ちたね。



そうか!絞ってあるケツをカットすれば良いのか!!
元々スピニング用のSKSSもカットしてるのに、
なぜベイト用のSKTSも「カットする」という発想が自ら出ないのか…
自らの発想力の無さにガッカリしました。


気付いたららさっそく実行。
SKTSを購入し、リューターで邪魔な部分をカット。

欲しくて探したものの、中々使い処に迷っていた灰色EVAの組み合わせでこんな感じに仕上がりました。


うーん。もう少しEVAのケツを細く絞った方が美しいかな。



仮組みしリールもセットして思ったが、
SKはリール全体をパーミングする持ち方が主体の人は、とても握りやすいうえ
ロッド持ち手の薬指でノブを弾いてスラッグを巻き取るのがとても楽です。
Pro4信者のボクは、今迄ベイトロッドのシートはECSしか認めないスタンスでしたが、
スケルトンもアリだと再認識。

見た目の一体感が出せるからといって、量産の工業製品なのに面倒なひと手間を惜しまない巨匠に脱帽。
既にSKTSでベイトロッドを組んでいる人には当たり前の加工だったかも知れませんが。。。

じゃぁ、もしかしたらボクが毛嫌いしているウロコ模様のWinグリップとかも加工次第でカッコよく使えるかも?

いや、無いな(笑)


SKTSの有用性に気付いたので近い将来、
ufm終末期に僅かに世に出た幻のスケルトンのフリップ竿「SL-77EX」のような竿を作ってみようかな。
ブランクスはマグナムだとスネークヘッドSPあたりか?
若しくはPSB-70Bを安く買ってリビルドか?



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