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2024年04月16日

豆アジ用ロッド制作中に新しい教材が届く

今年のフィッシングショーで触りまくった巨匠の新しいXXT-62
巨匠が「豆アジ用ですよ」と云われる通り、マイクロなジグヘッドで1匹との対話に重きを置くようなロッドだった。

この竿に感化され、ボクも1本作ってみようとブランクを購入した。
買ったのは台湾製TRZ6810。


ボヨンボヨンではないけれどレギュラーな感じで結構曲がる。
そして細い!


PCGを組合わせるとセパレート部分のハンドルが細すぎて全体的に美しくない。
すごい違和感があって、製作は一旦保留とした。
ハンドルを10㎜パイプに差し替えるか、思い切ってベイトで組み直そうか。

しかし、他のUFMマニアによるとBWSのブランクにPCGで組んだ4S-67MRXという作品もエクストラモデルで存在していたと聞いたもんだから、改めてこのブランクに手を取ってみた。でもやっぱりハンドルが細すぎて美しくない。

って事でハンドル部分はパイプジョイントに変更する事にし、ハンドルをカット‼
EVAの穴の拡張をして、アーバーも変更。
やはりこれ位じゃないと美しくないね。




ブランクが細いのでアーバー→パイプ→アーバー→IPSシートになるんだけど、アーバーの位置は内外揃えた方が良いのか、ズラしてより多くの振動を拾えた方が良いのか解らん。
ボクはアーバー前後2点止めが基本なので前は揃えて、後ろ側を少しずらしてみよう。



て作ってるうちに思わぬロッドを見つけて買ってしまったのよ。
今回の手本となる源流ともいえるPro4EXのXT-68FS-R。
オークション相場よりも約三万円位安く買えたかな。


これ使えば今作ってる竿いらねぇじゃん!?
いやいや、あくまで自分の竿作りの手本として技術向上のための教材として買っているので。
来年のFSではこれにも銘を入れてもらおう。


で、XT68を使ってみて驚いたのが、そのバランスの良さと金属的な感度!
普段使っているチタンブーストが「ゴンッ!」って暴力的な感度なのに対し、XTは「コォォォン」って感じ。
アタリの判りやすさで言えば、より大きなチタンブーストかもしれないけれど。
この金属的感度はどんな構造で出しているのか。
やはりボロンのブランクだからなのか?


このXTは2009年モデル。
15年前のモデルだけに現在のアジングロッドよりも硬く、取り回しも少し悪い。

この竿のデザインを参考に現在のテクノロジーを導入しつつより楽しいロッドに仕上げたい。
とりあえずガイドセッティング。

通常はATTG12.0なんだけど、ブランクが細く柔らかい為、
キャスト時のバットセクション迄曲がることを想定し、1サイズアップのATTG16.0に。
ガイドは手曲げ加工でガイド毎に寝せたり起こしたり。

ネームも印刷を終えたので

本格的なシーズンインに向けて一気製作するかもしれない。


  


Posted by T&Co. at 12:34Comments(0)簡単ロッドビルド

2024年03月09日

6.6ftショートチタン66XT+

いつも手が遅いボクにしてはイイ感じのスピードで仕上がっております。
茨城県中央部においては、マズメや潮の動いている一瞬にアジが釣れているようですが、ボク的にはシーズンオフなので制作に注力できます。

バット~チョークガイドはネーム入れまで仕上がっています。
あとはリールシートを接着してティップ周りのラッピングとコーティングで完了です。



今回はフルチューンの銘に相応しくガイドを結構弄ってます。
傾斜角度を付けてロッドにラインが這うようにしてロッドにラインを近付けることでより感度向上を見込んでいます。
昨シーズンよりラインを細Peメインに変えた為、ガイドの足高はあまり気にしないようになりました。




参考までにノーマルガイドとの比較

今回よりエポキシを変更しました。
Fuji謹製エポキシ。


今迄はシルバーチップ(ファスト)の大きめのボトルを購入使用していました。
これは夏季なら4時間くらいで硬化していたので作ったら早く使いたいボクには丁度良いエポキシでした。
しかし、日陰保存していても黄変(特にB剤)や硬化までの時間が伸びてきていること、シリンジ使用、清掃等のわずらわしさもあり、Fuji製品に切り替えました。
来れの良い所は、ノズル付きボトルなので、計量カップに直接垂らすことができ、シリンジを用いらずに使用できること。
宣伝文句には混合比率がシビアではないと言われていますが、効果不良は除去と再ラップと非常に面倒な事になるので敢えて雑混合せず重量比でキッチリ混ぜます。

硬化時間は今時期なら30時間以上は必要かも。
24時間では、硬化しているが表面にヌルつきがあります。30時間を超えると触れてもヌル感は消えました。


あと、プライマー代わりに画材のバーニッシュを使いました。
デカール貼ってクリアのプライマー吹くと、僅かな溶剤に反応して溶けたり縮みが起きたり。
この処理が意外とセンシティブでした。吹きが甘いとハジきを起こして凸凹になりやすい。
今回使うリキテックスのバーニッシュは、無溶剤なので縮みもなく、エポの乗りも問題ない。


たっぷり塗っても乾燥時に結構ヒケるのでエポキシの弾き対策にはもってこい。
とりあえず今回の制作した竿で使ってみて、内側の剥離が起きるかチェックして強度を確認しOKなら正式採用します。
何度も気を使いつつ砂吹きする時間が短縮できるのは嬉しい。

  


Posted by T&Co. at 10:57Comments(0)簡単ロッドビルド

2024年03月01日

失敗パーツ群をリカバリして組み上げたら予想外に良い竿ができそう

事の発端は、今作のグリップ回り制作中にIPSシートのスクリューを切り過ぎたこと。
KDPSフードではスクリューが短すぎて締め込みが足りず(半回転分位しか締め込めない)グラグラしてしまう大失敗。
通常ならゴミか回転工具でのEVA切削の治具に利用するしか無いような状態。

新品のシートなので何とか再利用できないか思案したところ、以前に超軽量竿を作る際に分離型フードを作っていた際の手法を使えば再利用できそう。

一般ビルダーでもあまり必要のない無駄知識ですが、KDPSはリールフットを保持するフードと筒の間に2ミリ位の無駄空間があり、この空間をフードと筒を分離型にすれば無くすことができる為、その分締め込みが可能となる訳ですよ。
以前軽量ロッドを作る際は、僅かばかりの軽量化の為にこの手法を用いてました。
因みにKDPSとSDフードでは、スクリューの始まり位置が少し違い、SDの方がスクリューの始まり位置が僅かに低いのもマメ知識ね。
最初は在庫品の中から国産B品ブランクで仮組しましたが、少し硬いのでもう少し柔らかいのを探し、同じく在庫のX5915で仮組してみたところ思った以上に良い感じで仕上がってしまったのでこのまま続行となりそうです。
パイプとショートチタンで延長し6.6ftにてフィネスジグ単竿にて丁度良さげな感じです。

手本としたのは巨匠の極限仕様。


クリアランス確保のためフードの金属も剝いてしまったので、筒との段差が気になり気休めにロービングを巻いた。
でもこの時期はエポキシが不安定なのであまりやりたくない。
3月になって気温が安定したらコーティング着手しようかな。




ボクのポイントで楽して釣ろうとするとちょっと短いのですが、それ用は同時進行の7.9ftを使用かなと思っています。


もう1本のTRZ6810ですが、やはりトラウトブランク。慣れないベリーから入るレギュラーテーパーとハンドル周りのブランクの細さに違和感がアリアリで、現在製作保留としました。
気が向いたら作るけど、今回組んだ5915と用途も被るし。。。

X5915の現在はマステアーバーの仮組で自重48gですが、組合わせた紫色が若干合わない気がするので仕様を少し変えるかも。
取り敢えずガイドセッティング中で、位置を確認しながら手曲げで角度調整。
結構な傾斜を付けたけど、感度にどう影響するか確認したい。
位置をマーキングしたらフットを短く削り込む予定。

最終的には56g位が目標で。


  


Posted by T&Co. at 01:14Comments(0)簡単ロッドビルド

2024年02月20日

XXXT-69制作開始

横浜FSの巨匠ブースで触れ、先生曰く「豆アジ用ロッド」と言われたXXTシリーズ。
前作のXTよりも繊細さが増し、更により機能美が磨かれた竿。



こう見ると、和彫りにも見えますね(笑)


この豆アジ用ロッドというコンセプトを踏襲したロッドを作ってみる。
数が釣れない茨城で、掛けるまでのプロセスと、掛けた1匹との対話を重視したロッドです。





手持ちのブランクはあるけれど、作りたい竿に合致していないので新たに買い足す。
併せてガイドのストックも買い足したら、支払が60k超えた。エアリティSFSTを買ってもお釣りが出る。
売るほど持っている小型番手のリールを買い足すのと、クソ竿を無駄に量産するのとどっちが幸せなのか。。。






ベースは台湾製TRZ6810。
35t&40tのトラウト用ブランクだけど、手に取ったら想像した程フニャフニャじゃないので、短くチタンブーストを継いで1.0g以下の極フィネス用に作ります。
今回触れたXXTよりもさらに繊細なLim Finesse tuneモデル。

で触れた感じは
細くした5914。素直な柔らかさでは無い。
負荷が掛かると#1の全体が入っていく。#2が細いガチガチの棒。
ベリーが入るレギュラーテーパー。
なかなか使いづらいぞ?


うーん、巨匠のXXTとはだいぶコンセプトがズレたぞ。
でもこの特性を活かせれば0.4g位で活躍する面白い竿ができそう。

とりあえず継ぎ口をロービングで補強し、穂先はチタンブーストで穂先の張りと曲がりが歪にならないよう調整。


今回もシルクで巻こう。何色にしようかな。。。


次にリールシート。
治具を作り直したのでIPSでPCGで組もうかとも考えているけど、細くて軽いブランクならスケルトンの方が似合いそう。
どちらも作ってみて似合う方を採用しようかと思ったけど、どっちも良いなぁ。


余った方は次に製作予定のLG7625で使うつもりなので無駄にはならない。




でEVAの粉まみれになりつつも削っていく。
憧れのPro4EXのPCGになるように手本を見ながら。
削り出し用の治具も作り直し目指す形に削る。
まずはKDから


次はIPS。


ブランクが細過ぎてバランス悪いな。


折角ベランダに切削器材を持ち出したので仕舞う前にLG7625の分も作っちゃった。




  


Posted by T&Co. at 10:03Comments(0)簡単ロッドビルド

2024年02月13日

LSI762ULについて続報

とりあえず塗装を剥きます。
JAの塗装は意外に簡単に剥けます。絵筆で市販の水性剥離剤を塗布して30分ほど放置。
柚肌になったらキッチンペーパーで荒く拭き取ってカッターの背でカリカリするだけで綺麗に剥けます。

これはJAのマット黒塗装に関した塗装剥ぎの方法につき、他ブランクでは不明ですので悪しからず


で、塗装を剥いたら

剥いた後の素肌が#1と2で全然違う。バット部の♯2は見慣れたカーボンのサンドフィニッシュ。

穂先#1の素肌を良く見ると細かい格子状になってる。グラスのコンポジット?
素材に詳しい訳ではないけれど余りに素材が違う。塗装を剥く刃を当てた感覚も全然違う。
道理で柔い訳だ。


うーん。コレはヤル気無くす。
感度を求めちゃいけない竿だ。

子メバルの表層の反転バイトとかは取れるだろうけど、今の釣り場では1g以下のドリフトでのテンションオフ感度が取れるような竿を目指していただけに残念。


ボツ?長期熟成?になるかな。
  


Posted by T&Co. at 10:44Comments(0)簡単ロッドビルド

2024年02月10日

奥さん専用の長尺ジグ単ロッド

釣具屋さんより先日発注していたジャストエースLSI762ULが入荷した旨の連絡がありました。仕事帰りに遠回りして寄って取りに行ってきた。


うちの写りたがりの猫が見切れています(笑)


素で振ってみた感触は

ティップが凄くソフト。ティップから50㎝位がグニャグニャに柔らかい。
そのくせバットは硬め。
これは穂先の加工は難しいな。。。
このまま組むと2.5g上限って感じですね。

チヌやライトフラットには厳しそう。
早い動きはティップが全部吸収してしまい大きいアクションも付けれなさそう。
ちょっと大きめのアジのブッコ抜きも厳しそう。
応用範囲の厳しそうなセッティングのブランクですね。

ULクラスでなくせめてL~MLクラスの硬さが欲しかったけど、現在のラインナップはULしかないんだよな。
とりあえずこの安っぽいマット黒塗装を剥いてどれくらい僅かながらも張りの復活に期待したいところ。

自重は38gですが、持った感じそれ程軽さは実感できません。
バットも細めなので、ブランクス単体でのバランスは良いとは言えないでしょうね。
なので当初リールシートは巨匠風に削って肉抜きしたカーボンDPS-SKを考えていましたが、ハンドルを軽くするとバランスが良くない気がするのでIPSかVSSで組もうと考えています。


このコンセプトで86位のMH~Hとか出してくれたら河口のライトフラット系に面白い竿ができそう。JAの今後に期待したいところ。できれば無塗装で出してくれないかな。
  


Posted by T&Co. at 11:24Comments(0)簡単ロッドビルド

2024年01月22日

横浜に行ってきたよ

今回の目的は、24セルテート、エアリティーSTと何より巨匠安達先生のネーム入れサービス。


事前にバリバス製品以外のネーム入れに明確な了承を得てはおらず、ダメもとでウエダロッドを持ち込んでネームを書いてもらおうと画策し、ウエダ竿を2本、バリバス竿2本を持ち込んだ。

まずはお土産確保のためにハンマーヘッドの紅谷へ。

10:40頃到着したものの、紅谷には既に長蛇の列。目当てのクルミッコは辛うじて5個入りのみ残っていて、買える最大数10個を購入し2時間の無料駐車を確保。

ハンマーヘッドから数百メートル歩いて白いPro4袋に1ピースロッドを入れて会場入り。


古くからの筋金入りの安達棒マニアの方々とも再開し、巨匠も交え他の来場者の誰の得にもならないマニアックな竿談義をして来ました。


展示されていた各種プロトロッドの中で、本日販売される限定ロッドのTFL70も振らせて頂きましたが、一番気になったのは発売の目途が立っているXXT62。


旧Pro4EXのXXTの血統を受け継いだような細身でシャープなロッドでした。
今回XXTは2種展示されており、1本はハイカーボンで組んであり、もう1本がT3ハイブリッドグラス。
持った瞬間は、純血のハイカーボン製の方が良かったが、実際使うとT3グラスの方が楽しいだろうな。
ボク的にはどちらも欲しいけど、1本のみしか手に入らないならT3の方を買うかな。
うーん。トラウトブランクで同じようなコンセプトで作ってみようかな。

で、当日限定1本抽選販売のTFL-70WRX-Zeroですが、7ftで37gと限界まで肉抜きしたロッド。ティップが別誂3本ついて110,000のカードか現金での現場決済のみ。
安達先生が、工業製品としてのバッファーを無視して作り込むとこうなるんだろうな。というそのままの形をした竿でした。

ぼく?11万出すなら同じような竿を3本作れるので、竿作りをしない本当に欲しい他のマニアに当たった方が幸せですから。

まぁ、新旧の巨匠作品を堪能し、沈下気味のビルド熱も再燃焼してきたので、この熱が冷める前に1本作ろうかと思います。


ぼくの描いてもらった竿がこちら


で、24セルテートを巻いてみましたが、色々弄ったボクの19セルテート2500SXHと比べて巻きの軽さに遜色ないので、買い替える必要は感じませんでした。
そして24モデルからラインナップされた2000番台も、同じく発売される24エアリティーSFSTと丸被りなため、今のところボクには有用性が見出せそうにないです。
ノーマルの19モデルと比べると、24モデルの巻きは軽くなってます。リールを弄らない人には大きな進化だと思います。


あと24エアリティーSFとSFST
これは欲しいですね。
買うのは2000か2500か。迷うところです。
ボク自身、小番手のリールは売るほど所持している事と、最近作る竿は7ft以上が基本であることから、LT2500でも良いかなと思っている。所持している21モデルも2500Sだし。
あ、1000も持ってた。

あと最近使っているドリームアップ竿も見てきた。
新作710と810の2本を触れてきた。ティップまでフル4軸化され振った感じはバッキバキだけど、ティップは負荷が掛かると素直に曲がっていき、良い部分を残しつつ正常進化した感じ。
ただ810はガチガチに硬くライトゲーム竿ではない。堤防ヒラメには丁度良さそうな感じ。
使うなら710MHだな。2inくなったけど、その分セパレートのハンドルが短く取り回しやすくなったので、有効レングスは変わってないかな。
80MHと入れ替えたい。
ただ、フロントのKDは相変わらず長めでダサい。

現物写真撮り忘れ。

新作は7月発売とのこと。

代表の倉本氏と話し、茨城への営業強化をお願いしておいた。

そして、Fuji工業はカーボン樹脂で作られたVSSが登場。
専用のチタンフードでリール装着後も段差を極力無くし、軽くて滑らかな握り心地になってます。でもボクVSSはあまり使わないので。



あと、気になる竿はソルセンの93チューブラ。



うーん。攻めてるね。
この長さのライトソルトブランクって今迄無いのよ。どうしてもシーバスブランクの流用になっちゃうから強すぎるの。
ただね?同時にほとんど同じレングスでシーバス用ULロッドを出してるんだよなぁ。
やっぱシーバスの流用?違うブランク?

振った感じはティップが入る感じなので、逆にシーバス用がこのブランクを流用したと思う。
茨城でも堤防外側など、使える場所は多いと思う。
こんなブランクが出て欲しいなぁ。。。
  


2024年01月04日

今年もよろしくお願い致します。

まずは、能登半島付近を震源とする震災に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
この寒い中、避難先での生活は大変厳しいものと思います。ボクも2011年の震災の際は近隣市町村よりもライフラインの復旧が遅れ中々大変な生活だったことを思い出します。これを書く今も余震の続く中、携帯の地震アラートが頻繁になり不安な生活を余儀なくされていると思います。

被災地の皆様の安全と1日も早く自宅で元の生活が送れるよう心よりお祈りいたします。



さて、釣り納め、初釣りには行かれましたか?
ボクは行きました。
年末年始共にアジの顔を拝むことができました。
釣り納めでは、アジにココでの時期、場所としても珍しいカマス、クロダイ、ソゲと今時期無限に居るセイゴの5目釣りを達成し有終の美を飾りました。



何だろう、この冬はクロダイ豊漁だね!
チヌ釣りのオヤジ達が歓喜して堤防に押し寄せているね。
ボクも最近毎釣行チヌが混じるよ。

ボクの釣り場での攻略法を差し障らない程度に書いておくと、今時期は0.6g~1.0gのJHでのドリフトの釣りです。
これじゃないとまぐれでもアジは釣れません。
JHは潮の流れによって使い分けますが、大潮下げのガン流れであっても1.0g以上は使いません。
現在は、それ用の竿はLG7220を素材にフィネス用に作った竿を使用しています。

嫁さんは夏に尺アジを釣ったとき同様に相変わらずグランデージライト82を気に入り使用していますが、今時期の1g以下のリグでは厳しく、夏同様に1.8gを投げていますがこの時期に1.8gの巻きの釣りではセイゴ地獄から抜け出せていません。

「じゃぁフロート使えよ」って話ですが、

フロート自体が流れに先行してしまい、嫁さんにはアタリを取るのが厳しいです。
そこで嫁さん用のココ用のフィネスロッドでも作ろうかなと思います。
素材はJAの安物ブランクスLSI762ULです。
まだ届いていませんが、以前制作したSPI621ULが中々の秀作ブランクだったので期待半分、レングスアップがどう影響するか不安半分です。
※届いてベリー辺りがダルいブランクだったらボツにします。

そして公称値の自重が76で38gと中々に軽量なため、50g台で作ろうかなと考えています。通常の製作では、リールシートだけで20g以上稼いでしまうので、DPS-SKで軽量化を図れば、50g前半で仕上がる予定です。


って事で、近年更新頻度がだいぶ落ちていますが、今後も継続していこうと思っていますので今年もお付き合いの程宜しくお願い致します。

見て頂いた皆様にとって今年がより良い一年になりますよう。。。
  


2023年11月24日

全力でお勧めしたいロッドがある

最近多用している市販ロッド。
ドリームアップのドリコンスリー80MH
MHと銘打ってあるが、実際のところはL~ML位です。
まさにオールラウンド型のロッド。
2g前後のジグ単からフロート、ライトショアジグまで「何とか使える」ではなく高次元でこなせる「オールレンジ」を冠しても良いと思えるロッドです。
80Mに名前を変えた方が敷居は下がる気がします。

使用感は某85TZオールレンジよりも断然好みです。

この竿の特徴ともいえるティップのマイルドさ。
計測したことないけれど、20MHのティップ径は目測で1.4㎜位かな?
近年の技術の発達によりティップ径は今迄1.6㎜位が限界だったが、近年は1.0㎜チューブラーが散見されるようになった。
歩留まり無視すれば0.8㎜まで作れる!とあるブランク屋さんに聞いたこともあります。
技術は需要の高まりとともに進歩するので世の中にはチューブラー好きが結構居るんですね。
以前のティップ径1.6㎜の時代にマイルドなティップを作るには♯1のカーボンの弾性を落として作るしかなかったが、(もしくはコンポジット)今は細く作れるので高弾性のまま作る事ができるようになった。
いまの素材、高弾性・高強度プリプレグで巻くメリットは振り戻しが少なく収束が速いとか、細く薄く作れる事により、全体の大きな軽量化に繋がる等、沢山あります。

チューブラー好きの代名詞ともいえる「旧安達棒(UFM製)」の金属的なパッツン棒も好きだけど、使い易いのは細くてマイルドなティップ。

蘊蓄が長くなったけど、漁港外側でのアジ以外の不意の外道が掛かってしまうような釣り場や、未知の初場所等ではこの竿は重宝します。
さすがに自身の多用する1.0g以下の近距離でのスローな釣りでは使えません。




写真は先日尺アジ狙いで沖の潮目を狙って10gメタルジグすっ飛ばしてたら掛けてしまった小座布団。
Pe0.3号&リーダー6lbでヒヤヒヤしました。。。。
でもブランクにはまだまだ余裕があって驚きでした。フラットならもっとデカくてもイケますね。来年の青物シーズンでも試してみたい。
ありとあらゆる七エーションに1本で対応できるロッド故に、可能性を考えてしまうと荷物が多くなりがちで困ります。
※ボク自身はできるだけポイントへ向かう際の手荷物は少なくしたい派のミニマリスト。



合わせるリールは19セルテート2500S-XHです。
苦手なハイギアで使い処に迷っていたリールですが、ようやく良いパートナーガ見つかりました。



不満点もいくつかあります。
まずはリールシートのKDPSのカーボンフードが長い。
小売りされている4軸カーボンフードを無加工で
美しくないんだよな。。。。

次にセパレート間の間隔が長い。
不意の大物とのやり取りや遠投性能を考えた長さだろうけど、ライトゲームで使用するには長すぎて操作性が悪い。、もう少しハンドルを短くして長いレングスを最大限に生かしたい。

実はドリコンスリー88Hも気になってます。

って感じで次作のロッドコンセプトが固まってきた。
非常に有用で良い教材です。
  


2023年10月15日

新竿ドリコンスリー80MH

以前コメントでジェットボイルさんが所持しているドリコンスリー81F椿のお話が出ておりましたが当時、実はボクもドリコン竿を発注しており届き待ちでした。

届いたのは80MH。チューブラ好きなので。

リールは出番が無くて埃をかぶっていた19セルテ2500S-XHを組合わせました。


とりあえずセルテートには0.6号と替えのEXのSSスプールに0.3号を巻いて、明るいうちからいつもの場所へ使用感を確かめに行きます。
とりあえず普段の釣りから始めるため、EXスプールに交換。
いつも使っている1.3gJhを投げてみます。
スペック上は2g~と記載していますが…普通に使えます。
まぁ、ワームがケイテック2inなので。


一気に上げて尺D5.0gのマイクロワインドで小型フラット狙い。
程よくソフトなティップが良い仕事をしますね。
使ってみて#1と#2は素材が全く違うことは良く解ったけど、この組み合わせが凄くマッチしていると思う。
このティップの柔らかさはどんなプリプレグをどう巻いているのか。
こんな事が気になってしまうロッドビルド脳。

ソフトで良く入るティップの♯1にガチムチの♯2、弾性、テーパーの違う2ピースの組み合わせは、
往年の銘竿ウエダのスプリットショットスペシャルと同じコンセプトですね。

でそんな事を考えつつピョンピョン巻いてるとコココ!っとアタリにアワセを入れるとフッコ。


ロッド的にはこのサイズも緊迫感なく楽しめる位の余裕がありますが、ラインが0.3号なので少し慎重に。
急な突っ込みにもベリーが受け止めて追従してくれます。

こんなサイズを3本楽しんじゃったら持ち込んだ10g、14gJHも試さないまま夕マズメのプライムタイムに差し掛かり1.3gジグ単に戻しケイテックのシャッドインパクト2inのドリフト。

※5g以上はPe0.6号のスプールに交換しなくちゃいけないからメンド臭かったのだよ。

感度に関しては、普段の自作竿ではドリフト中にも明確に感じる「テンションオフ」でのアタリが、80MHでは違和感として感じる程度だが、必要充分な感度だと思う。



翌日の朝マズメも!と思ったら目覚めたのが普段通り…
出勤と同様の時間に家を出て1.5時間勝負!
すっかり陽が上り朝マズメは終了しており、いつものヨレにはアジ不在。仕方なく前日同様に5gの尺Dで白のイージーシャイナー2inで沖へ遠投し小型フラット狙い。
ボトムまで落とすとコン!っとアタリが。




上がったのはアジ。
手前のヨレでは姿を消していたのに沖のミオ筋のボトムに付いていた。

今迄はこの時間アジは抜けちゃうと思い込んでいたが、軽いリグでは届かない位置に居たのか!
もう10年以上通っているポイントだけどまだ知らない「引き出し」を見つけてしまった。



で竿の初期インプレだけど、幅広いリグに対応できるオールラウンド型ロッド。
ミニマリストが1本だけロッドを持ち込むなら迷わずコレ。
ブルカレ85TZのベリーの柔らかさが気に入らない人もこれは気に入ると思う。

次はまだ試していない7g~10gJHでのフラット狙いと5g~12gのメタルジグも試そうと思う。


ボクの次期制作ロッドの方向性も見えた良い竿でした。

  


2023年09月18日

バス用ワームが効く日がある

流れがキツい日はリブが深いワームは狙ったレンジに届かない事もある。
先日はケイテックのイージーシャイナーが凄く良かった。
足場が高いので、足元まで寄せても小さく見えるが、ぶち抜くと泣き尺前後。
マメを避けて中アジ以上を獲れる。




しかもカラーはプロブルー。
バス釣りではギドバグで知って以降、凄く好きな色。


アジでケイテック製品を利用する場合、ライトソルト製品では中々良いジグヘッドが無い。
1.3g程度で合うフックサイズが無いのよ。
3g以上とかならあるけどバス用とかロックフィッシュ用で軸が太いからヤダ。
ボクが使っているのはジャングルジムのジャコヘッドフックのMサイズ。
レンジクロスフックMサイズの1サイズ上位のサイズで線径も細くて良いね。
コレにタングステン5.1㎜~6.3㎜まで各種作っています。



流行りのイージーシェイカー2.5を使う場合はジャコヘッドがワイドゲイプなのでバランスが悪いので、
土肥富のジグフック56 、No1956の6番を多用しています。
ジャコヘッドよりも線径が太いけど細身のワームにはよく合います。


そしてケイテックのイカフレーバーはソルトでも強烈に効く。ただし耐久性が悪いのでサバを掛けた際、抜き上げ後のバイブレーションで良く千切れる。フラットの前アタリでアワセるとテイルがモゲる。カマスアタックで切れる。あと1匹釣れると投げるたびにズレるので交換の頻度は高いのですが、交換後の1投目ではバイトが多い。
今は1091カラーの他、セクシーシャッド、プロブルーを多用しているけど、10月には製品各種にグロー系の視認性の高いカラーもリリースされるとか。

あとは、内緒だけど軽いジグヘッドでこのワームでドリフトが凄く効く日もある。
小型フラットの方が多いけど。



マメも落ち着いて、今から11月頃までデカアジのシーズンが始まる。
茨城のショアでギガ狙いはロマンがありますね。

ロッドは未完成ながら使える!?状態。
リアエンドは全くの未作成。
軽めの1.2gジグ単~15g程度のフロート迄使える竿。
SMシリーズにチタンブーストで使用していますが、ベリーが柔らかめのレギュラーテーパーの竿に仕上がってしまった。



8ft台でもっと細身で棒のようなブランク無いもんかね。




  


Posted by T&Co. at 11:23Comments(8)ライトソルト

2023年09月05日

嫁さんのアジ無双

最近の釣行には嫁さんが同行することが多い。
嫁さんは主に小型フラット狙いで、主に3g程度のジグヘッドで遊ぶことが多い。
それがシーバスやらコチ、ソゲ、根魚など結構釣るんですよ。

嫁さんはスイングインパクト2インチを主に使っている。
タックルは近年、嫁専用となっている太郎先生謹製のグランデージライト82にセルテート2004、Pe0.4号にリーダーが6lb。
メインはソゲ狙いなのでボトム付近をトレースする事が多く根掛かりが多く「根掛かりの電撃外し」も覚えつつあるけどまだまだロストは激しい。
タングステン6.3㎜~7.1㎜を既に100個入の1袋は消費している。
そして地合いの時ほどリーダーごとロストして急遽FGを組まされ、その間に短い地合いが終わる。
最近通う場所は常夜灯下ではないので、アジは群れで通り過ぎるだけなので地合いが非常に短い。


ある日夕まずめ、大潮の上げ一杯潮止まり直前。

嫁の釣りがバズった!

まずはボクが0.7gJhで中アジを上げる。
次に流れの下流に位置するチヌ師が尺超えのアジを上げる。

そして嫁の竿が満月に曲がる!!ニィィィィ!と勢いよく鳴くドラグ!

焦って竿を立てすぎてしまう嫁を落ち着かせつつタモを準備。
脇で竿の曲がりとドラグから糸が出ていく様子を見てるだけなので何が掛かっているのか分からないが、エラ洗いは無いのでシーバスは除外。
下に突っ込む様子から良型のマゴチか?一瞬寄った後の走りはフラットじゃない気もするし、チヌか?もしかしてギガ鯵か?とチヌ師も注目する中、顔を出したのは

シーバス(笑)
掛かったのは目測60チョイ位。

なんだよ!シーバスかよ。
たまに跳ねずにひたすら走るシーバス居ますよね。
バラせバラせ!とタモを仕舞い込む。既に掬う気も無い。
珍しい女性アングラーの熱いファイトに集まったチヌ師達も解散。

根掛かりの電撃外し同様に糸を緩めて竿を軽く煽ったら無事にフックアウト。

リーダーチェック後再度キャスト。
場所が荒れたので心配したが、すぐさまヒット。
今度は泣き尺アジ。ぶち抜いて次のキャストでまたヒット。
次は抜き上げ困難でタモ要請され掬うと軽く尺超えの幅広アジ!
デカッ!!




ボクはいつものタックルにTheOne0.13号。
次々に鯵を掛ける嫁にリズムを狂わされる。慌ててjh のフックサイズを上げて同じケイテックのイージーシェイカー2.5にリグ変更しキャスト。しかしアワセ切れやポロリ、掛けてからの足元でのラインブレイクが連発してしまい、ようやくPe0.4号を巻いたブルカレ85TZに持ち替えた頃には地合いが終了。


全くの消化不良で巨アジパーティーが終了してしまう。
嫁はギガに届かななかったデカアジを筆頭に、尺メインでツ抜け。

ボクは中アジ2本くらい。。。。



もう完全試合で打ちひしがれたね。。。。





今回の釣行で分かったことは

普段の豆~ギリ尺位のアジでは現在のタックルで対応できるが、尺超え~ギガクラスには長さもパワーも不足。
特に大潮で水かさが多く足場が高い位置で横にも移動できない立ち位置が限られる時は竿の長さが大きなアドバンテージとなる。
普段下げ潮で立っているテトラに擦れてラインブレイクや、水面のテトラの隙間に鯵が挟まって抜けない事もあった。

ラインはPe0.2号以上。

って事で、長い事製作途中で放置していたサクラマスブランクを仕上げましょうか。。。



嫁タックル
ロッド:アピア グランデージライト82
リール:13セルテート改2004
ライン:Pe0.4号
リーダー:フロロ6lb
ジグヘッド:タングステン6.3㎜自作Jh
ワーム:スイングインパクト2in


  


Posted by T&Co. at 12:35Comments(0)ライトソルト

2023年08月30日

14プレッソの近代改修

黒いリールが好きなんです。
ロッドは無塗装か黒塗装、スレッドも黒が殆どなのに、なぜリールはシルバーが多いのか謎です。

表題の14プレッソの近代改修。
結論から言うと




大成功デス。


シャフト、ローター、スプールメタル、ローターナット、ドラグノブ、スプールとエンジンプレートの交換です。
トータルすると17プレッソリミテッド化。

あとクラッチの玉抜き。


実は書いてないけど、以前から欲しいと宣っていた17スティーズを以前に購入しその巻きの軽さに感激し、パーツ構成を調べたところ15ルビアス2004をベースにローターを新型ローターを搭載していることを知る。
ついでに調べたプレッソリミテッドは、15ルビアス1003をベースに同様のカスタムをされていた。

手持ちのパーツもあるし作ってみるか!
と軽い気持ちで嫁用にストックパーツで組み上げた14プレッソを回収し再度バラシてパーツ交換し組み上げたら大当たりだったという訳。

最近ボクの竿は、バットがATTG12.0を使っているため、1000番台のリールを多用しているので使いやすい1000番リールが増えるのは嬉しいね。


今でも17プレッソリミテッドは高値で推移していますが、オークション等でパーツを買って組み上げれば市場価格よりも安く作れるので、リール弄りが得意なD社原理主義のアングラーさんは挑戦してみては如何でしょうか?

巻きがビックリするくらい軽くなりますよ。
夏の豆アジシーズンで上層での「巻きの釣り」を多用する今時期に活躍できるリールになりました。


  


Posted by T&Co. at 12:11Comments(0)リール弄り

2023年08月12日

骨折しましたw

尺狙いの朝マズメ。

下げ潮の激流狙いで朝3:00起床の3:20現着。
中アジを数匹釣って、より型を狙う為にケイテックのスイングインパクト2.0inにリグ変更。
波動が強く、ドリフトでも無操作で大きく動いてくれるので活性の高い際に多用しています。
ただし、フラットにも強力に効くので、アジの様に即掛けしようとするとすっぽ抜けしてテールを千切られる事が多いです。
今年はコチが好調ですね。
アジングタックルで50㎝UPを掛けると結構ヒヤヒヤします。



当日もうっすら陽が出る頃にアタリが遠退いてしまい短いジアイが終わったか?という頃、
立ち位置を少し変えようと歩いた際にコンクリの窪みに足を取られてつんのめってしまい、
左手に持っていたタックルを庇って左側の岸壁に左肩先端部を強打してしまう。

打った瞬間、「ゴリッ‼」って音が体内に響いた。

あ…やべ。

1分ほど痛みで悶絶したあと、立ち上がり腕を動かしてみる。

手を握って開いてみる。

大丈夫。

肘から下を上げ下げ。

大丈夫。

肘を上に上げてみる。

痛い。

肩を回す。

コキコキ音がする。

あ~・・・コレは鎖骨だ。

やっと日の出を迎える頃だけど、今日はこれ以上の釣りは無理だ。
今から徐々に痛みが出てくるだろう。下手すりゃ熱も出てくる。

今日のポイントは、3m程岸壁を降りた場所なので余計な荷物は持てない。
アジは全部リリースして身軽になり、痛む腕でテトラをよじ登り急いで帰宅。

5時前には自宅に到着し、今は気付かず後から出てくるかもしれない他の部位の痛みに恐れながら横になる。


数時間たって痛みは左肩のみで一安心。肩は腫れあがりなで肩になってるw
当日は日曜だった為、左肩だけなら緊急で受診する必要もないと判断し、湿布で様子見。

翌日出勤後に抜け出して整形受診しレントゲン撮影。

予想通り
左鎖骨遠端部骨折という診断。


遠端部というのは、心臓から見て遠い方の端。つまり肩関節側の端ということらしいです。
この位置は
折れた衝撃でズレることが無ければ、日常生活程度の動きで折れた骨がズレる事は無いとのことなので固定も無し。
ただ2週間は安静にしておくようにという事でした。

実は鎖骨は二十数年前にスノーボードで転倒して折ったことがあるので、折れた骨に大きなずれが生じてなければ手術もベルト固定もしない事を知っていたので。昨日は慌てて受診しませんでした。


暫く釣りはお休みです。

と言いつつも1週間後は釣りに行ってしまいましたw

皆さんも怪我にはご注意ください。

  


Posted by T&Co. at 11:39Comments(0)日常

2023年04月08日

新世代ライン? The One

横浜のFSで触れてみて、一度巻いてみたいと思っていたライン。
元の素材は従来のPeと同様のポリエチレン。じゃぁどの辺が従来のPeと違うのかというのは…


説明が面倒だったり重複するのでメーカーや他の親切な方の記事をご参照ください(笑)





こんな半端な号数をワザワザ出すのは、自信作や基準となる規格だろうと深読みした0.13号を12イグジスト1003に巻く。
余ったアンバーコード0.25号を50m程下巻きし、電車結びで結束。
リーダーはフロロ3lbをFGで結束。
新品なので、シリコン系スプレーは塗布せず。


早速釣り場へ向かうも。。。

大潮干潮で水は無いしガン流れ!




ガン流れだとPe系はラインが流れに先行しちゃって、ボクの技術ではどのレンジ通しているか全く分からないんだよね、、、、
早巻きの回収時等に聞こえるPeのキュンキュン音は無かったと思います。


数投で諦めて15分ほどで終了し帰宅。
キャスト&リトリーブはザラ感も無くスムーズでした。


比較対象として、同じ12イグジストの2004に月下美人の0.2号を巻いたものを持ち込む。
ロッドは7’4と6’4で違うけど。


ファーストインプレッションとしては、0.13号は思ったよりも強いけど、所詮2.5lb。
港内での小~中アジのジグ単向けだよね。

ボクがPeを利用する理由は

キャロやフロート及び2g以上のジグ単のフルキャスト。

あとシーバスや小型青物、フラット系などの外道交じる場所や、尺アジを狙った釣りでの強度を求めた際に使います。
尺アジや外道に負けない短くて硬めの竿で2.3gのJHをフルキャストすると、たまにPe0.2でも高切れするヘタクソなのです。


この0.13号を使った港内の釣りでは、エステル代わりに使っても比重が違う為、レンジ把握が慣れるまでは分かりません。
伸びないPeによる感度向上は期待していません。その分はロッドで既に補っています。
直線強度と比重を考えたらシンカーアジング0.2号をチョイスしますが、そこまで竿以外に感度を求めません。


となると、そもそも港内での1.0g以下のジグ単にこのラインはボクには不要か。。。

あとジグ単での尺アジ狙いで0.2号も買ってあるので、こちらに期待したいところ。
この0.13号はしばらく使ってみて引き続き劣化速度や結束強度等も見ていきます。

翌日も強風だったけど、風裏探してフォロー風になる堤防へ。
追い風参考でスンゴイ飛距離出た。
一応釣れたけど、フォール中もロッドが風で煽られて良く解らん。
明確なアタリは2回。掛けたのは1匹。




あと2か月?本格的なデカアジのシーズンが始まったら、次は巨匠謹製のTFLエステル0.35号を使います。



※追記
更に週末、強風の風向きが変わる前の僅かな緩みに短いジアイを当てて肉厚マッチョな良型アジを数本。



足場が高いテトラ帯からも余裕でぶち抜けたのはエステル以上の安心感がありました。

ん?これ越冬アジじゃないな。
このマッチョさはベイト追って沖から差してきたアジだな。
もしかして1stラン始まったか!?
1stランのシーズンは夜じゃなくて朝夕マズメの時間帯なんだよな。
今週爆発の予感がするよ。

  


Posted by T&Co. at 12:25Comments(0)ライトソルト

2023年04月03日

カーディナルC3

時期的にSNSのタイムラインにサクラマスタックルが多く流れるようになりました。
マス類には未だ触手が動きませんが、昔から好きなカーディナルC3に目が留まり、久々にC3欲しいな。。。と思ったら、物置に埋葬してあるのを思い出す。
掘り起こしてみたところ、色々な物の下敷きになっていただけあり、よく見る紫外線等による樹脂の白化も少なく程度も悪くない。一度ベイルスプリング折って交換して、スプリングのストックも結構持ってたはず。



写真は、シリコンスプレーで清掃後です。


開けてみたら内部の劣化も殆ど見られず、軽いグリスアップで現役復帰できそう。

33からは内部も基本構造は一緒だけど、オシレートギアが増えてたり結構進化してるね。



ボクがガキの頃は、このC3にコルクにスライドリングのスーパーパルサーとかケイロンのバッシングスピンとか憧れのタックルだったなぁ。。。リールは当然テニス用グリップシート固定ね!

ただこのC3。ベアリング総数1個でギアの大きさから分かる通り、
巻きトルクと言う言葉とは無縁の
「魚との対話を重視する」リールであり、
短いジアイに効率よく数を釣る道具ではない。

でも、自分の趣味が竿作りなので、他のアングラーとは違う楽しみが見いだせる。
この直線的デザインのリールに似合うネオトラディショナルな竿作りを長期計画で取り組んでいきたい。
これは弐號氏に紹介いただいた銘木トツイタが活躍しそうな予感がするね。
ボクの竿つくりに共通する丸みを帯びたデザインは封印し、
意外と直線的なスパルタンなデザインかぁ。。。。。
こりゃ難しいぞ!?


とりあえず、このリールのウィークポイントのひとつでもある「ラインローラー」をサードパーティー製のパーツと入れ替えてから、
仕掛中の竿との組み合わせで、新旧のアンバランスタックルでライトソルトを楽しみたい。





巻き心地は今のエントリーモデルにすら劣るけど、子どもの頃の、より美化された「思い出補正」と、
リアドラグとこの今どきに無いデザインも相まって好きなんですよカーディナルC3。


え?釣り?
えぇ。行ってますよ。
以前ほどではないけれど、頑張れば釣れる。
「誰でも釣れる」って訳ではなく、色んなパターンを試して小さな群れが通る際にそれにアジャストできるかで釣果の有無が分かれる。


難しいけれど、こういう釣りも嫌いじゃない。

しかし、茨城でも1年中釣れる魚になったね。
春の初群れのファーストランでデカアジ狙うパターンは消滅したか?


あと、しばらく使ってない19セルテート2500SXH。
春メバルを目標に、マグシールド除去して巻きの重さを改善したところ、今度はシム調整地獄に嵌ってしまい。
モノコックボディーのサイドプレートの僅かな力加減でゴロゴロ&キツキツで、投げだしそうになる事数回。
やっと地獄を抜け出した。


  


Posted by T&Co. at 14:24Comments(0)リール弄り

2023年03月11日

なに!? EXIST 「SF」…だと?

何やらダイワがシレっとライトゲーム特化のイグジスト「フィネスSP」を出したもよう。
オールラウンド型のフラッグシップリールの立ち位置であったイグジストが、ライトゲーム特化したという気になる存在です。
自重は2000番で135g‼
お家芸であるマグシールドをピニオン以外排除し、モノコックボディーも更にコンパクト化。



気になる目玉はショートストローク化されたスプール。
これってシャフトもショート化された専用設計って事?


シャフトだけでなく、上下運動のオシレート付近も弄ってあるのかな?

LTEXスプール使いまわし不可?



なぜ横浜や大阪で披露せず、名古屋でお披露目するのか!!
2023の総合カタログ掲載に間に合わないって失態じゃない?あとSSariも!
カタログ掲載やショーでのお披露目に開発期間を逆算するんじゃないの?


ボクみたいに自作竿を一杯持っている人は、ロッド毎に使うラインもエステルとPeと使い分けたいから替えスプールが沢山必要なのよ。
エステルだけで言っても、港内常夜灯下での0.2号やテトラ帯から外道も考慮した0.4号まで使い分けたい。Peでも然り。

本体がショートスプール専用設計ならそれ用の替えスプール揃えなきゃならないじゃない。




タックル合計200gアンダーの世界。。。って我々が数年前か(以下略)


ボク的には色々替えスプールが!とか言ってるけど、この手のリールにライトゲーム的にも汎用性は求めてはいけないリールだと思うので、
港内でのフィネスジグ単専用と考えて一番特徴的な1000番一択なんじゃないかな。

S社の500番的な扱いで。




また更にロッドの軽量化競争が進むんだろうね。
併せて、最近アングラーが声高らかに叫ぶロッドバランス。
市販ロッドでリール装着後に人差し指でロッドを支え「神バランス!」と一喜一憂する写真を良く見ます。正直…寒気がします。
そんなに手元重心が気になるなら13セルテートでも乗せとけ!って思いますよ。
今どきの市販ロッドも軽いんだから、多少の先重りなんて気にならないでしょうに。
ノリーズのジャングルスティックみたいな竿ならいざ知らず。

え?ボクは買うのかって?
昨日12イグジスト1003用の替えスプールが届いたばかりなので、しばらくは手持ちの機種を使いますよ。


この12イグジストは以前に色気出してIOSのラインローラー入れたらバランス狂いまくって、どんなにウェイト調整しても首振りが治らず、しかもベアリングがシンデレラフィットして外れなくなっちゃって、純正にも戻せず整備放棄しリールボックスに遺棄してた。

過去記事はコチラ

最近になってラインローラーをニッパーで破壊し純正に戻し現役復帰した経緯があります。

個人的には乱暴な近未来感のある12イグジストのデザインが好き。
  


Posted by T&Co. at 10:55Comments(0)リール弄り

2023年03月07日

XXXT-74Es-R完成

しばらく弄ってたロッドが完成しました。
ブランクは前作と同じくLG7220。
前作よりもフィネス特化に仕上げたいのでティップを少し弄ってショートチタンを継いだ。
造詣はかの巨匠安達先生の芸術的作品であるXXT-610FC-Rに畏敬の念を込めてオマージュした。



個人的には、この造形は今のグラファイトワークスへの原型となっており、現作よりもっと粗削りで洗練された「引き算の芸術」だと思っている。
ただ、オリジンは「究極の引き算」につきスケルトンの中間パイプをも排除しており握りづらいので、13.0㎜の4軸中間パイプを入れた。


早速テストに釣り場へ。
生憎ド干潮で水が無かったが、何とかソゲを掛けた。



この竿は、多少足場の高い釣り場でのフィネスリグを扱う為のロッド。
0.5~1.2gのジグ単を気持ちよく使えるように製作した。

メインは0.8gかな。

チタン穂先のオフ感度とか食い込みの良さのメリットは無視して、反響感度とティップをマイルドにするためのチタン継ぎ。


次は名作ARのフィネスバージョンの製作を予定。
X5915を1&ハーフで75まで延長した何でも竿。


これも楽しみ。
ガイドセッティングも当初ATTG16で組んでいたが、本家同様にPe仕様でWフットのKW辺りで短足ガイドにしようかしら。
それとも無難にKL16辺りにすべきか。。。。RVは…う~ん。

でもこうやって悩んでいるのが楽しいよね。



  


Posted by T&Co. at 13:46Comments(0)簡単ロッドビルド

2023年02月20日

ハイギアリールってどうも苦手で。

ボクは釣れない時間が長いと、どうしてもリトリーブが速めになってしまうんですよ。
現在は、結構流れの強い釣り場に通っているので、横の釣りではリトリーブが速いとリグの浮き上がりも速くなってしまい、無意識に狙った層を外してしまう。
ドリフトで表層近くを狙う場合は、キャスト後の素早いラインスラッグ回収はアドバンテージになり得るが、ノーマルギアと比較するとどうしても重く感じてしまう巻き感。
この辺がボクがハイギアの使用を避けている理由。
ボクはリールをリセールに回さないので、手持ちの小型スピニング凄い台数持ってるんです。なんせミッチェルのようなハンドルの、80年代のツインパワーXT1000も未だに手元にありますw
ボクの手持ちのハイギアリールは数台と極端に少ない。
そんな中で、現在セッティングが決まって非常に使い心地が良いのが14イグニス。



これはかなりパーツ交換しており、マグシールドは除去しクラッチも玉抜きして軽巻き仕上げと共に、DS5樹脂製のローター一式を13セルテートのザイオンローターに換装。
あと赤い挿し色が目立つマグシールドカバーも14プレッソのシルバーに交換してイグニスらしさを排除してしまう。

ハンドルは当初12イグジスト用の45㎜に変更していたけど、巻きが軽くなったのでファンネル40㎜に変更。
これでだいぶ使いやすいリールに仕上がりました。

実は14イグニスは12イグジスト2004Hと内部パーツ(メインギア・シャフト・オシレーティングギア等)が共通で、ボクのようにザイオンローターに変更すれば実質12イグジスト2004Hに仕上がる訳ですよ。
このザイオンローター単体を入手するのが中々大変ですが、このカスタムで大化けするリールです。実は16セルテのザイオンローターの方が軽いけど、見た目は13セルテのローターが好きです。

今年は、この14イグニスを積極的に登板して使っていきたい。


あ、記事には書いてないけど、横浜のFSには行きました。
あの会場の温度と、人混みに気分悪くなって滞在時間は1時間チョイ位でしたが。
一応新製品のリールを一通り触れてクルクルしてきましたが、23ヴァンキッシュのビジュアルが好み位で
予約するほどの勢いはありません。
今のところ、手持ちのリール達で満足しているので。




因みに、モデルチェンジを知らずにエアリティーを昨年末に購入したのですが、
ダイワブースにてイグジスト同様に新型ローター載せ替え等のアップグレードサービスはあるのか聞いてみたところ、

「現在は予定していない」


そうです。


  


Posted by T&Co. at 15:04Comments(0)リール弄り

2023年02月11日

XXXT-74Es-R

ボクの通っている釣り場の基本メソッドはハイシーズンは表層早巻きだけど、潮の状態によっては中層~ボトムのドリフトの場合も。
晩秋以降は潮に乗せた中層のドリフトでないと全く当たらないことも。
巻きの釣りでデカいの専門に狙うなら、1.5~2.0gだけで良いけれど、稀に早い動きに反応悪い時や、晩秋のフィネスドリフトの釣りでは、現在のロッドのスペックでは、少々ストレスになる事も。

そこで、現在使っているLG2-7220のブランクを用いて、もっとフィネス寄りの0.8~1.0gがストレスなく使えるロッドを製作しようと思う。

それも、ロストテクノロジーとも呼ばれるufmのSKSSでのFC-R仕様で。
過去にもFC-R仕様は数振り作っているけれど、この仕様を作り始めて数年は経っており、治具も充実し始めているので、良い物が出来るのではないか?
毎回、自分史上最高傑作を目指していますが…なかなかね。


さて、制作予定なのは「XXXT-74Es-R」。


仮組して



文字入れてマスキングしてプライマー処理



エポキシ準備



下の画像は手本となったufmのオリジナルXXT-610FC-Rです。

※拾い画像です。

XTもXXTも最終的に製品化されているのは610、77しかありません。
FC-R仕様は610だけかな?
4Sにも「70FC-R」というキワモノがラインナップされています。

今回はもう少しフィネス特化し、XXXTにしようかなと。


今回もブランクが72と言いつつも210㎝しかない不思議。1.0のショートチタンを継いで74に。

本来なら、♯1を研磨して少しマイルドにすべきでしょうが、(面倒なので)ブースター分の自重で少しマイルドになる事を期待します。
本家FC-RだとSKSSの中間はスペーサー無しのブランクタッチですが、ボク的には握りがスカスカ過ぎること、リールフットの強度に依存が大きくリール破損にも繋がりかねないと考え、今回は強度確保的意味合いで13.0㎜のスペーサー用に4軸パイプを嚙ませます。


近年のアジングロッド自作勢のロッドも、様々なデザインや機能もアイディアが出尽くした感がありますが、ボクは今も飽きずにufmのモデルを目指しています。  


Posted by T&Co. at 10:54Comments(0)簡単ロッドビルド